用心棒
◆現品限り◆用心棒/黒澤明 三船敏郎, 仲代達矢【中古】【邦画DVD】用心棒/黒澤明 三船敏郎, 仲... |
冬の青空に雪を戴く赤城山から乾いた空っ風が吹き降ろす、荒涼とした上州[2]の宿場町に、ひとりの風来坊の浪人が現れる。町の通りには人は見えず、犬が人間の手首をくわえて通り過ぎる。誰か出てきたかと思うとならず者の集団で、浪人はからまれるが相手にせず、閉められた一杯飯屋の戸を叩き、一食を乞う。金を持たない浪人はこの町でひと暴れして借りを返すというが、飯屋の権爺は、驚きあわて、この町は、清兵衛と丑寅の二人の親分が対立抗争しており、儲かってるのは隣の棺桶屋だけなのだと、浪人にすぐ町を出るように言う。しかし浪人は逆に腰を据えるといい、先ほどの、ならず者を数人、瞬時に斬ってみせ、清兵衛に自分を用心棒として雇わせる。清兵衛は、桑畑を見ながら桑畑三十郎と名乗ったその凄腕の浪人を擁して即座に丑寅へ殴りこみをかけようとする。しかし、ことが終われば自分を斬って報酬も取り戻すという企みを盗み聞きした三十郎は、金を投げ返し、用心棒を喧嘩寸前で降りてしまう。引っ込みがつかなくなった清兵衛と丑寅だが、役人の見回りが来たので、喧嘩は中止。何事もなかったように振舞まわれ、両勢力をぶつけあって一掃しようとした三十郎の最初の狙いは失敗に終わる。
が、やがて清兵衛と丑寅のあいだで、三十郎の奪い合いが始まる。そんな折、丑寅の末弟卯之助が拳銃を手に帰郷し、清兵衛の息子を人質にとるが、清兵衛は丑寅の後見人である酒問屋の徳右衛門の女を人質にとる。人質の交換が行われたさい、その女が実は小平という百姓の女房を奪ったものだと知った三十郎は、進んで丑寅の用心棒となり、女の護衛たちを斬って小平とその息子ともども逃がしてやる。しかし小平の礼状が届いたことにより卯之助に三十郎の仕業と見抜かれ、監禁された三十郎は半殺しの目に会う。なんとか命からがら脱出した三十郎は権爺により、町のはずれのお堂にかくまわれる。しかし、権爺は三十郎に食事と薬を持っていこうとするところを抗争に勝った丑寅一派に見つかり、縛り上げられる。それを知った三十郎は、出刃包丁を懐に、丑寅一派に殴り込みをかけんと、ひとり風の渦巻く町の通りを進んでいく。
桑畑三十郎:三船敏郎
新田の卯之助:仲代達矢
小平の女房ぬい:司葉子
清兵衛の女房おりん:山田五十鈴
新田の亥之吉:加東大介
馬目の清兵衛:河津清三郎
造酒屋徳右衛門:志村喬
清兵衛の倅与一郎:太刀川寛
百姓の小倅:夏木陽介
居酒屋の権爺:東野英治郎
名主多左衛門:藤原釜足
番太の半助:沢村いき雄
棺桶屋:渡辺篤
用心棒本間先生:藤田進
新田の丑寅:山茶花究
無宿者の熊:西村晃
無宿者の瘤八:加藤武
斬られる凶状持A:中谷一郎
八州廻りの足軽A:堺左千夫
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