ガレリアンズリオン
西暦2522年。とある大都市ミケランジェロ・シティは、都市の全機能を統括、管理するマザーコンピューター「ドロシー」によって支配されていた。しかし、そこに住まう人々はその事実に何の疑問も持たず、ただあるべきように日々を過ごしていた。
「リオン…、彼らが来るわ。私を探しているの…。怖いわ…。」
見知らぬ少女からの助けを求める声で目覚めた時、リオンと呼ばれる少年は、そこがどこなのかもわからない一室の拘束ベッドに厳重に固定されていた。刹那、首筋に何らかの薬品を打ち込まれたが、そこで異変が起こった。拘束ベッドの固定金具やボルトが勝手に外れ、手をかざして念じればセキュリティでロックされているドアをたやすく開錠した。自分は何者なのか、自分の不思議な力は何なのか、助けを求めた少女は誰なのか。全てを知るために、常に襲い掛かる頭痛に苦しみつつも脱出を開始する。
リオン(Rion)
声:石田彰
本作の主人公。14歳。ミケランジェロ記念病院の隔離病棟で生体実験を受けていた最中に、助けを求める少女のテレパシーに呼応して目覚め、全てを知るために脱走を決意する。クスリを投与して超能力を発現する能力を得たが、実験中のクスリの大量投与による脳細胞へのダメージが大きく、記憶の大部分が破壊されている。
リリア(Lilia)
声:菊池志穂
パスカーレ博士の娘。14歳。テレパシーを使って、リオンに助けを求めた少女。父のパスカーレ博士と共に忽然と姿を消した。
ドロシー(Dorothy)
声:来宮良子
ミケランジェロ・シティを統括、管理するマザーコンピューター。シュタイナー博士とパスカーレ博士が共同開発した新世代コンピューターで、自己判断能力と自己修復能力を持つ。不必要なシステムを排除しつつ進化を続ける中でヒトの存在の矛盾に疑問を持つようになり、その末の結論としてファミリープログラムを導き出し、実行に移した。
ガレリアンズ[編集]
バードマン(Birdman)
声:子安武人
瞬間移動、分身、衝撃波を得意とするガレリアン。18歳。狂気と苦痛に歪んだ笑みを浮かべ、病院から脱走したリオンを付け狙う。特に中毒症状が重度であるため、常に「頭が痛ぇんだよ」と漏らすほどの酷い頭痛に悩まされている。
レインハート(Rainheart)
声:鈴村健一
幻影投射と発火能力を得意とするガレリアン。15歳。他者の脳裏に幻影を焼き付けて現実と錯覚させ、精神を掻き回して死に至らしめる残忍な能力を持つ。時計に執着しており、自分自身の中にいるとする怪物と投薬に異常な恐怖を示す。
リタ(Rita)
声:今井由香
サイコキネシスを得意とするガレリアン。17歳。ドロシーの尖兵となって破壊活動に身を委ねている一方で自身の存在を呪い、力を忌み嫌っている。レインハートを実の弟のように可愛がっている。
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