汚れなき悪戯
汚れなき悪戯 【IVCベストセレクション】 【DVD】 |
マルセリーノ役の6歳のパブリート・カルボの愛らしさが1955年のカンヌ国際映画祭で特別子役表彰を受け、57年に日本でも封切られると、マルセリーノの一日の歌の素朴な美しさと重なってたちまち大ヒットした、スペイン映画の名作中の名作である。だが監督ラディスラオ・バホダ(1905~65)は実はハンガリーの生まれ。父も1930年前後ドイツG・W・パプスト監督のために多くの脚本を書いたすぐれた脚本家だ。ラディスラオはドイツなどで仕事した後43年からスペインに定住し、パブリート坊やとのコンビは56年にもう1本「広場の天使」があるが、これも子どもの心をたくみに描きだしている。マルセリーノたちをいじめる新村長はカトリック教国スペインには珍しい人物だが、フランス革命後という時代設定なので、その影響を受けた共和主義者かもしれない。
『広場の天使』のラディスラオ・バホダ監督による感動ドラマ。僧院で育てられた少年は、ある日些細な悪戯から他人に怪我をさせ納屋へ逃げ込む。そこでキリスト像を発見した少年は、以来ワインやパンを運び始め…。
パブリート・カルボ
ラファエル・リベリュス
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