はるか、ノスタルジィ
はるか、ノスタルジィ デラックス版 [DVD] (2001/05/25) 石田ひかり、勝野洋 他 商品詳細を見る |
大林宣彦監督が北海道・小樽を舞台に小説家と少女の、タイトル通りノスタルジックなタッチで描いた恋愛ファンタジー。綾瀬慎介(勝野洋)は小樽を舞台とした少女小説で人気の作家。彼は少年時代を過ごした小樽での痛ましい記憶を胸の奥深く閉じこめていた。しかし慎介の小説の挿絵を描いていた紀宮(ベンガル)の突然の死をきっかけに、再び小樽を訪ねる。そこで慎介は記憶の中の少女・遙子(石田ひかり)にそっくりな、はるか(石田ひかり)という名の少女と出会う。はるかは慎介に不思議な感情を起こさせ、忘却したはずの記憶を呼び覚ました。そんな時、綾瀬の前に佐藤弘という少年が現れる。佐藤弘とは綾瀬の本名であった…。
小樽ロケは充分な成果を上げているが、物語の骨子が弱いせいか2時間45分という上映時間が、やや冗漫に感じられる。『ふたり』に続いて大林映画のヒロインを演じた石田ひかりの魅力が開花。現実と過去の記憶が交差する構成の本作に、魅力的な彩りを添えている。
石田ひかり
勝野洋
松田洋治
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