五瓣の椿
五瓣の椿 [DVD] (2003/06/25) 岩下志麻、加藤剛 他 商品詳細を見る |
文豪・山本周五郎原作。殺しの現場には必ず椿が一輪…、法で裁けぬ罪をひとりの娘が断罪する。その怨念とは!?出演に岩下志麻、加藤剛ほか。
天保五年正月十二日の夜半、本所亀戸天神のむさし屋喜兵衛の寮が燃え、焼跡から三人の死体が出た。それは結核におかされた当主喜兵衛と妻おその、娘おしのと認められた。それから数カ月たった晩秋のこと、常盤津の三味線弾きで人気絶頂の岸沢蝶太夫は、身元不明の素人娘おりうに血道をあげていた。だが世なれた蝶太夫に身元も名のらず、年増も及ばぬ色気と手管で、あつかうさまは何か異様な感をもたせた。ある日、蝶太夫は料亭でおりうを抱いたが、おりうはむさし屋の内儀おそのと蝶太夫との間に醜聞があったことを確認すると男を残して去った。翌朝蝶太夫は平打の銀かんざしで、一突きにされ枕許に一片の椿が残されていた。この殺人事件は江戸中に波紋を投げかけた。京橋水谷町に看板をあげる本道婦人科・海野得石は、禁忌とされている淫靡な治療法を患者に施し不当な薬礼を得ていた。得石が、おみのに魅かれたのは半年程前からであった。得石は昔むさし屋のおそのに特殊な治療をしてからずるずると関係し、おそのに取り入っては資金を引き出し開業したのだった。この事実が得石を第二の殺人事件に追いこんだ。兇器も椿の花も前の時と同じであった。(低画質・1964)
岩下志麻
加藤剛
左幸子
岡田英次
伊藤雄之助
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