幻の光
ゆみ子が12歳の時祖母が失踪する。以来ゆみ子は自分が祖母を引き止められなかったことを深く悔やんでいた。25歳になって間もなく祖母の生まれ変わりのように現れた郁夫と結婚するが、祖母の失踪は今もゆみ子を苦しめている。やがて郁夫との間に勇一も生まれ幸せな日々を送っていた。ある日、郁夫は自転車の鍵だけを残して列車に飛び込み命を絶つ。祖母に続いて郁夫も逝ってしまい途方に暮れる。5年後、奥能登の村に住む民雄と再婚する。先妻に先立たれた民雄には娘・友子がおり、春が来て夏が過ぎ、次第に勇一と友子もなじむようになる。平穏な日々が戻ってきた。半年後、弟の結婚式で里帰りしたが、再び郁夫への想いに取りつかれる。冬のある日漁師のとめのが、蟹を取ってくると舟を出したが海は次第に荒れ夜になってもとめのは帰って来なかった。またしても自分が死に追いやったと絶望にとらわれる。やがてとめのは帰ってきたのだが心は晴れなかった。郁夫の自転車の鍵を民雄に見咎められ家を出てしまう。折からの葬列の鈴がゆみ子を死へと誘っていた。(低画質・1995)
江角マキコ
浅野忠信
内藤剛志
木内みどり
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