愛する
愛する [ 酒井美紀 ] |
ハンセン病(不治の伝染病と言われ、当時国家により強制隔離が行われていた)と診断されたことにより、人間としての生き方に目覚めていく孤独な少女の心の成長を描いたヒューマン・ドラマ。監督は熊井啓。原作は、遠藤周作の『わたしが・棄てた・女』で原作に忠実に熊井自身が脚色。主演は酒井美紀と渡部篤郎。(1997)
製綿工場に住み込みで働いている孤独な少女・ミツは、自分と同じような境遇の青年・努と知り合い彼を愛するようになる。だが努にとって彼女は行きずりの女でしかなく、彼女の前から姿を消してしまった。それから一カ月後、工場が潰れて場末のバーで働くようになっていたミツは努と偶然再会する。連絡を絶っていた努をなじろうともせず、ミツはひたむきに彼を愛そうとした。そんな彼女を見て、努も心を許すようになっていく。ところが幸せも束の間、ミツが病気にかかり、大学病院の勧めで地方の療養所に入院することになってしまった。努と別れ、ミツはひとりで北アルプス山麓にある“信愛園”の門を潜る。彼女はそこで、初めて自分がハンセン病であることを知らされた。
酒井美紀
渡部篤郎
岸田今日子
小林桂樹
上條恒彦
【映画】 【動画】 【洋画】 【邦画】 【ドラマ】
映画→ 動画→ 洋画→ 邦画