狂った果実
「太陽の季節」でデビューをした石原裕次郎の主演第1作。脚本は兄の石原慎太郎で、湘南を舞台に、モーターボート、ヨット、サーフィン、オープンカーなど、何不自由のない金持ちのボンボンたちが、女遊びとケンカに明け暮れる自由奔放な生態を描いた太陽族映画。
ひとりの女性を不良の兄と真面目な弟が争い、ついには破滅に至るという神話的なドラマを、裕次郎は自然体の演技で、初主演とは思えない堂々たるスターの魅力を発揮している。また、この映画がデビュー作となった中平康監督のスピーディーで絶妙なカッティングを駆使した映像は、当時、批評家だったフランソワ・トリフォーが絶賛して、フランスのヌーヴェルヴァーグを先取りした作品となった。
石原裕次郎
北原三枝
津川雅彦
岡田真澄
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