クィーン
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スティーブン・フリアーズ監督が放つ政治ドラマ。ダイアナ元皇太子妃の事故後、非難の目を向けられるエリザベス女王とブレア新首相がそれぞれの思惑を胸に事態の収拾に努める。
1997年5月、総選挙で労働党が勝利し、トニー・ブレアが首相に就任する。首相就任の承認を得るため、エリザベス2世のもとにブレア夫妻が謁見に訪れるが、憲法や伝統の大改革を主張してきたブレアと、リベラルなシェリー夫人のぞんざいな態度に、エリザベス2世は不安や不快の念を隠すことが出来なかった。
その年の8月31日、ダイアナ元皇太子妃がパリで事故死する。折しもバルモラル城で休養中であったエリザベス2世は、ダイアナについて“既に王室を去った人間”と見なしており、これは国事ではなくプライベートな出来事であるとして何のコメントも発表せず、母を亡くした孫をマスコミや国民の狂騒から守るためにも王太后や夫のエディンバラ公と共に、ロンドンに戻ることなく休養先に留まり続ける。一方、ダイアナの人気に着目したキャンベル補佐官の狙いにより、ブレアはダイアナを「国民のプリンセス」としてその死を悼むコメントを出し、国民の心をつかむ。また、ダイアナの遺体を引き取りにパリに飛んだチャールズ皇太子は、パリでダイアナがいかに敬愛されているかを目の当たりにし、エリザベス2世の態度に疑問を抱き、ブレアに接近する。
エリザベス2世のかたくなな態度にイギリス国民の不満は高まり、王制廃止を要求する声まであがるようになる。王室と国民の間を橋渡ししようとするブレアはエリザベス2世にロンドンに帰還し、ダイアナの死を悼むコメントを発表するよう執拗に求める。ついに、エリザベス2世は世論を鑑み、ロンドンに帰還するが、エリザベス2世の崇高な態度は国民、そして王室に対して冷ややかだったブレアの心をも打つ。
2ヵ月後、国政の報告のためにブレアはエリザベス2世のもとに再び参内するが、両者のわだかまりはすっかり消えており、宮殿の庭には談笑しながら散歩する2人の姿があった。
ヘレン・ミレン
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