はだしのゲン
はだしのゲン [DVD] (2008/01/25) 中尾明慶、中井貴一 他 商品詳細を見る |
太平洋戦争末期の広島。慢性的な食糧難が続き、朝晩の区別なく空襲警報が鳴り、日本は敗戦への道を着実に進んでいた。しかし国は徹底抗戦の構えをますます強くし、二十歳前の少年たちにも赤紙が届き、一方で戦死の報せが相次いだ。そんな中、中岡大吉(中井貴一)は下駄の絵付け職人を営みながら、 妻の君江(石田ゆり子)に支えられ、4人の子供たちを懸命に育てていた。家族思いの長男の浩二(中尾明慶)、体が弱いながらも家事を手伝う長女の英子(小野明日香)、腕白で口は悪いが底抜けの明るさと優しさを持つ元(小林廉)、末っ子で甘えん坊の進次(今井悠貴)。そして近くもう一
人子供が生まれる。町外れにある麦畑では、まもなく豊かな穂が実る。その麦で作るパンやうどんを
食べることを心待ちにしている子供たちに大吉はいつも「麦のように、踏まれても強くたくましく生きろ」と教えていた。軍部が本土決戦、国民総玉砕を唱える中、大吉は徹底して反戦を唱えていた。
そのため中岡家は日ごろから非国民とさげすまれ、いじめられている。そしてついに反戦主義者の大吉は投獄されてしまう。やっと一家で一緒に暮らせるようになったある日、長男の浩二は町内の嫌がらせに耐えかね、家族の猛反対を押し切り出征していく。そして訪れた運命の8月6日――。青空が広がる広島の、いつもと変わらぬ朝。草の入った汁の椀が並んだ食卓で、大吉が「今日麦を刈る。よう辛抱したな」と子供たちに話す。元はいつにも増して元気に学校へ走って行く。その直後、8時15分。上空600メートルで世界初の原子爆弾が炸裂した。
中尾明慶
中井貴一
小野明日香
今井悠貴
石田ゆり子
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