本日休診
【DVD】本日休診/鶴田浩二 [DB-5208] ツルタ コウジ |
戦争で一人息子を失った三雲医院の八春先生は甥の伍助を院長に迎え、戦後再出発してから丸一年の記念日、伍助はこの日看護婦の瀧さんたちと温泉へ出かけて行き、三雲医院は「本日休診」の札を掲げた。八春先生はこの機会にゆっくり昼寝でもと思っていた矢先、婆やのお京の息子勇作が例の発作を起こしたという。勇作は永い軍隊生活の悪夢にまだ折々なやまされ、八春先生はそのたびに部隊長となって号令、部下の気を鎮めてやらなければならぬ。勇作が落着いたら、こんどは警察の松木ポリスが大阪から知り合いを頼って上京したばかりで昨夜おそく暴漢におそわれたあげく持物さえうばわれた悠子という娘をつれて来た。折りから十八年前帝王切開で母子共八春先生に助けられた湯川三千代が来て、悠子に同情してその家へ連れて帰った。が、八春先生はそれでも暇にならず、砂礫船の船頭のお産あり、町のヤクザ加吉が指をつめるのに麻酔を打ってくれとやって来たのに、こんこんと意見もしてやらねばならず、悠子を襲った暴漢の連れの女が留置場で仮病を起こし、兵隊服の男が盲腸患者をかつぎ込んで来て手術をしろという。かと思うとまたお産があるという風で、「休診日」は八春先生には大変多忙な一日であった。が、悠子は三千代の息子春三の世話で会社につとめ、加吉はやくざから足を洗って恋人のお町という飲み屋の女と世帯を持とうと考えた。しかしお町が金のため成金の蓑島の自由になったときいて、その蓑島を脅迫に行き、お町はお町で蓑島の子を流産して八春先生のところへかつぎ込まれた。兵隊服の男は、治療費が払えず窓から逃げ出すし、加吉はまたまた賭博であげられた。お町は一時あぶなかったが、しかしどうやら持ち直した。八春先生をとり巻く周囲には、いつも色々な人生問題がうずをまいていたが、しかし先生はそれでも希望を失わず、勇作の号令で夜空を横切って行く雁に向かって敬礼もするのだった。
三雲八春 柳永二郎
三雲伍助 増田順二
湯川三千代 田村秋子
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アレクサンドリア
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4世紀、ローマ帝国末期のエジプト、アレクサンドリア。宗教をめぐる市民の対立から街が荒廃する中、類まれなる美貌と明晰な頭脳を持った女性天文学者ヒュパティア(レイチェル・ワイズ)は、分け隔てなく弟子たちを受け入れ、講義を行なっていた。彼女は訴える。「世の中で何が起きようと、私たちは兄弟です。」生徒でもあり、後にアレクサンドリアの長官となるオレステス(オスカー・アイザック)、そして奴隷ダオス(マックス・ミンゲラ)は密かに彼女に想いを寄せていた。やがて、科学を否定するキリスト教徒たちと、それを拒絶する学者たちの間で、激しい対立が勃発。戦いの最中、キリスト教指導者は知る。この都市の有力者たちに多大な影響を与えているのは、ヒュパティアだということに。そして攻撃の矛先は、彼女に向けられたのだった―
レイチェル・ワイズ
マックス・ミンゲラ
オスカー・アイザック
マイケル・ロンズデール
ルパート・エヴァンス
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第一容疑者 希望のかけら
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2006年の映画「クィーン」で、故ダイアナ元妃の事故死を巡って窮地に陥るエリザベス女王を圧倒的な存在感で演じ、その年のオスカーに輝いたヘレン・ミレン。同年の映画賞では、主演女優賞をほぼ独占する快挙を成し遂げ、世界的に大絶賛されたのは記憶に新しい。そんな彼女が1991年から2006年にかけて出演し、大反響を呼んだのが「第一容疑者」だ。
本リーズは、世界80カ国以上で放送されている英国の本格警察テレビシリーズ。
主役のジェーン・テニスンを演じるヘレン・ミレンの名を、世界に知らしめることになった彼女の出世作だ。男性中心の警察組織の中で、凄みを利かせながら孤軍奮闘する女性警部を熱演し、本シリーズの最終話「希望のかけら」では、第59回エミー賞の主演女優賞、脚本賞、監督賞を受賞。また、BAFTA(British Academy of Film and Television Arts)が主催する英国アカデミー賞では、1992年~1994年まで3年連続で主演女優賞を受賞した。
能力を活かす場を与えられずにくすぶっていたジェーン・テニスンは、若い女性の絞殺事件の捜査を指揮していた同僚が心臓発作で倒れたことをきっかけに、殺人課の事件を引き継ぐことになる。しかし、引き継いだのも束の間、男性ばかりの捜査班のメンバー達から「女に捜査の指揮ができるわけがない」と露骨に不満を漏らされて、ことごとく対立してしまう。それでもテニスンは、男性に媚びることなく、持ち前の粘り強い捜査、見落としがちな捜査の盲点を見抜き、逆境にありながらも自身の姿勢を貫き通していく。
ヘレン・ミレンが創り上げたジェーン・テニスン像は、画面を通しても、気迫と凄みが伝わってくる。逆境にありながらも職務を遂行していく実行力は、目を見張るものがある。しかし、決して、キャリア・ウーマンとして仕事に生きるばかりではない。キャリアも、愛も、貪欲に求めるジェーン・テニスンの女性としての脆さ、どうしようもない孤独感をも描き出し、それを見事に表現したヘレン・ミレンには、すでにオスカー俳優としての風格が備わっている。
ヘレン・ミレン
ゲイリー・ルイス
ケイティ・マーフィ
スティーヴン・トンプキンソン
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