男はつらいよ 寅次郎の告白
第44作 男はつらいよ 寅次郎の告白 HDリマスター版 [DVD] (2008/11/27) 渥美清、後藤久美子 他 商品詳細を見る |
ある日、満男に泉から電話がかかってくる。東京で就職活動をするためにやって来るというのだ。満男が東京駅で待っていると、泉が到着。その夜はくるまやで楽しい一時を過ごす。翌日、満男に付き添われ、泉は高校の教師に紹介してもらった楽器屋を訪ねる。しかし、高卒での就職は厳しいと言われてしまう。そうしているうちに、泉は名古屋に帰る。一方、泉の母親礼子はスナックで知り合った男性と付き合っている。そして、男性を家に連れてくると途端、母親と喧嘩し、自室に閉じこもって泣く。それから数日後、大学に通っている満男の元に泉から鳥取砂丘の絵葉書が届く。それを見てただならぬ気配を感じた満男は、さくらの制止を振り切り、雨の中を飛び出し、一路鳥取へ向けて泉探しの旅に出かけた。一方、山陰を旅していた寅次郎は、偶然にも、傷心の泉に出くわす。寅次郎は、泉から家出をした理由を問いただす。母の再婚を素直に喜べない自分が嫌になり、就職問題にも悩んでいたという。翌日、泉は満男が待っているという鳥取砂丘へ行く。泉の姿を見つけた満男が砂丘を転がりながらこちらに駆け寄り、喜び合う二人。だが、そこに寅次郎が居たことに満男はビックリする。その後、若い二人を伴って、昔馴染みの料亭へ向かう。そこの女将(吉田日出子)は、かつて寅次郎が所帯を持とうとした女性であった。聖子は一年前に夫と死に別れて寂しい思いをしていると告白。言い寄られた寅次郎は、複雑な気持ちになる。翌日、泉は寅次郎と聖子の関係を満男に聞く。すると満男は、寅次郎が「手の届かない美しい人には夢中になるけれど、その人が伯父さんに好意を持つと逃げ出してしまう」と、的確に語る。その後、寅次郎は鳥取駅で満男と泉を見送って旅に出る。家に戻った泉は、母親に「ママ、幸せになってもいいよ」と告げる。すると、礼子は大泣きする。満男が柴又に帰ってくると、さくらが怒っている。しかし、満男から寅次郎と聖子のことを聞かされたさくらは、母親としての憤慨から、たちまちにして妹としての悲嘆にくれる。料理をしながら涙ぐみ、「いい年して何をやっているのかしら」と呟くさくらの姿はもはや御馴染みとなっている。
車寅次郎:渥美清
諏訪満男:吉岡秀隆
及川泉:後藤久美子
聖子:吉田日出子
及川礼子:夏木マリ
諏訪さくら:倍賞千恵子
諏訪博:前田吟
車竜造(おいちゃん):下條正巳
車つね(おばちゃん):三崎千恵子
桂梅太郎(社長):太宰久雄
源公:佐藤蛾次郎
御前様:笠智衆
ポンシュウ:関敬六
駄菓子屋の老女:杉山とく子
礼子の恋人:津嘉山正種
釣り人:笹野高史
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男はつらいよ 寅次郎の休日
男はつらいよ 寅次郎の休日 HDリマスター版 [DVD] (2008/11/27) 渥美清、後藤久美子 他 商品詳細を見る |
満男の憧れの人、泉が東京へやって来た。晴れて大学生になっていた満男は大喜びするが、泉が上京してきたのは、別居中の父親を探し出すためであった。翌日、泉と満男は父親探しに出掛けるが、父親はすでに仕事を辞めて実家の大分に帰っているという。そうこうしているうちに、寅次郎が旅から帰宅。もう一度家族三人で暮らしたいと願う泉の切実な思いを聞いたさくら達は、泉を励まし、父親探しの旅に送り出した。東京駅で、名古屋への見送りに来ていた満男だったが、別れの間際に、泉から、父親の居る大分へ向かう事を告げられる。居ても経っても居られなくなった満男は、扉が閉まる既(すんで)のところで新幹線に乗り込んでしまった。その事を新幹線の中からの電話で聞いたさくら達は、心配で狼狽する。しかし、寅次郎だけは、満男を子ども扱いするなと釘を刺す。そこへ、泉の母親礼子(夏木マリ)が柴又へとやって来る。事情を知った礼子は泉の大分行きを心配する。寅次郎は全言撤回とばかりに、心配する素振りを見せ、礼子と共に大分へと向かう事になった。一方、一足先に大分についた満男と泉は、父親を訪ねて行く。泉の父一男(寺尾聡)は薬局を営む幸江(宮崎美子)と共に幸せそうに暮らしている。それを見た泉は、父親に一言告げ立ち去るのであった。 父親と別れた後、涙を流す泉の肩を満男は戸惑いながらも抱いてやる。すると、どこからともなく寅次郎の声がする。見れば礼子と一緒に居る寅次郎がいるではないか。こうして、再会した母と娘、伯父と甥は温泉旅館に泊まることになる。礼子は無理に陽気に振舞い、寅次郎のことを「あなた」と呼んだりする。寅次郎はそれをいい気分で受け止めるが、深夜になって満男から「あれは悲しみをまぎらすための冗談だ」と釘を刺される。一方、母娘の部屋では、礼子が酔っ払って声を上げて泣き、それを泉が慰めていた。寅次郎達はどうすることも出来ず黙って眠るのであった。翌朝、泉と礼子は名古屋に帰り、寅と満男も柴又へ帰ってくる。そして、ほどなく寅は旅に出てゆく。 後日、礼子がクラブに出勤してくると、寅次郎からの花束が届いている。それをしけしげと見つめる彼女はホステスたちに寅のことを訊かれて「私の恋人よ」と呟くのであった。
車寅次郎:渥美清
諏訪さくら:倍賞千恵子
及川泉:後藤久美子
車竜造(おいちゃん):下條正巳
車つね(おばちゃん):三崎千恵子
諏訪博:前田吟
桂梅太郎(社長):太宰久雄
源公:佐藤蛾次郎
御前様:笠智衆
礼子:夏木マリ
一男:寺尾聰
幸枝:宮崎美子
内藤:笹野高史
茶屋の主人:小島三児
茶屋のおかみ:田中世津子
釣り人:人見明
ポンシュウ:関敬六
諏訪満男:吉岡秀隆
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男はつらいよ ぼくの伯父さん
第42作 男はつらいよ ぼくの伯父さん HDリマスター版 [DVD] (2008/11/27) 渥美清、後藤久美子 他 商品詳細を見る |
寅次郎が久々に柴又に帰ると、そこには大学受験に失敗して浪人中だった甥の満男(吉岡秀隆)の姿があった。さくらから人生に悩む満男の相談に乗って欲しいと頼まれた寅次郎は、早速近所の飲み屋に出かけ、満男にしこたま酒を飲ませた。そして、人生について語るのであった。帰宅後、未成年にも関わらず酒を飲ました事に激怒する博と大喧嘩した寅次郎は、怒って旅に出てしまう。一方満男も、さくら達と大喧嘩し、家出してしまう。行く場所の無い満男は、高校時代の初恋の相手泉(後藤久美子)がいる名古屋までオートバイで向かう。名古屋で泉の母親(夏木まり)に出会えた満男だったが、泉はここには居ないと告げる。泉が佐賀にいることを知った満男は、無謀にもオートバイで佐賀に向かったのであった。一方、旅に出た寅次郎も佐賀にいた。仕事を終えて宿に帰った寅次郎は、そこで一人の若者と相部屋になった。なんとそれは、佐賀に向かっていた満男であった。 満男の一途な恋に自分自身をダブらせ妙に納得した寅次郎は、恋の指南をすることを決心する。翌日、寅次郎と満男は早速、泉の家へ向かった。満男の出現にビックリしながらも感激する泉だった。郷土史研究家で人に説明するのが大好きな祖父が寅次郎たちを迎え入れ、二人はすっかり気に入られてしまった。その晩はぜひ泊まってゆけという。母親の妹に当たる寿子(檀ふみ)も親切にしてくれた。夫の嘉一(尾藤イサオ)だけは人が家に泊まるのを嫌がっていたが、しぶしぶ了解する事になる。翌日は日曜日。寅次郎は、郷土史研究会の老人たちのお供をして吉野ヶ里遺跡巡りに出かける。満男も泉と連れだってバイクで散策を楽しんだ。二人は夕暮れには遅くなってしまい、嘉一から嫌みを言われる。満男は恐縮し謝るが、寅次郎は、「私のようなできそこないが、こんなことを言うと笑われるかもしれませんが、私は甥の満男は間違ったことをしてないと思います。慣れない土地へ来て、寂しい思いをしているお嬢さんを慰めようと、両親にも内緒ではるばるオートバイでやってきた満男を、私はむしろよくやったと褒めてやりたいと思います」と言いかばった。その言葉に、嘉一は面食らってしまう。そして、満男は泉に別れを告げて一路東京に帰ることになるのであった。
車寅次郎:渥美清
諏訪さくら:倍賞千恵子
奥村寿子:檀ふみ
諏訪満男:吉岡秀隆(日刊スポーツ映画大賞助演男優賞受賞)
車竜造(おいちゃん):下條正巳
車つね(おばちゃん):三崎千恵子
諏訪博:前田吟
桂梅太郎(タコ社長):太宰久雄
源公:佐藤蛾次郎
御前様:笠智衆
淳平:石井均
老人:イッセー尾形
三橋雪男:笹野高史
ポンシュウ:関敬六
こずえ:戸川純
駅長:じん弘
奥村?之助:今福将雄
奥村嘉一:尾藤イサオ
及川礼子(泉の母):夏木マリ
及川泉:後藤久美子
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男はつらいよ 寅次郎心の旅路
第41作 男はつらいよ 寅次郎心の旅路 HDリマスター版 [DVD] (2008/11/27) 渥美清、竹下景子 他 商品詳細を見る |
みちのくのローカル線の電車に揺られていた寅次郎は、突然の急ブレーキに座席から投げ出された。心身衰弱のサラリーマン坂口(柄本明)が自殺しようと線路に横たわっていたのだ。すんでの所で一命を取り留めたサラリーマンを前にした寅次郎は、持ち前の義侠心で優しく諭す。そのせいで、坂口は寅次郎を心底慕ってしまう。坂口の望みは音楽の都オーストリアはウィーンに行くという事で、寅次郎に付いて来て欲しいという。寅次郎はウィーンを湯布院と聞き違え、二つ返事で了解してしまう。一方故郷柴又では、坂口から連絡を受けた旅行代理店の人間が寅次郎のパスポートを作ろうとやって来ていた。とらやの皆は、行き先がウィーンだと知り仰天。そうこうしているうちに、寅次郎が帰郷。一同はウィーン行きを断るよう説得し、寅次郎も納得した。翌日、嬉々として寅次郎を迎えに来た坂口が、寅が一緒に行かないと知るや発作を起こす。寅次郎は、仕方なく成田までついて行くことにするが、とうとうそのままウィーンまで行ってしまう。ウィーンを訪れた事で精気を取り戻した坂口だったが、寅次郎は退屈極まりない時間を過ごす。しかし、街でツアーガイドの久美子(竹下景子)と偶然知り合った事で、突如として寅次郎は復活する。坂口は舞踏会で知り合った現地女性とほのかな恋を楽しみ、寅次郎は久美子と日本の話に花を咲かせる。ドナウ川のほとりに佇む二人を見ていると、まるで江戸川のほとりに佇んでいるような錯覚に陥るほどで、寅次郎は故郷を想い「大利根月夜」を口ずさむ。久美子は寅次郎を故郷の塊みたいな人と話すなど、捨て去ったはずの郷愁が募って行くのであった。寅次郎は一緒に日本へ帰ることを勧め、久美子の知り合いのマダム(淡路恵子)も賛成し、2人は共に帰国する事に。いよいよ、渡航手続きをしようという時、久美子の恋人が引き止めるためにやって来た。そして、2人は抱き合いキスをする。その瞬間、寅次郎は失恋し、久美子の恋人に対して、久美子を幸せにするよう約束させ、帰国の途についたのであった。
車寅次郎:渥美清
江上久美子:竹下景子
マダム:淡路恵子
坂口兵馬:柄本明
諏訪さくら:倍賞千恵子
車つね(おばちゃん):三崎千恵子
車竜造(おいちゃん):下條正巳
桂梅太郎(社長):太宰久雄
諏訪満男:吉岡秀隆
諏訪博:前田吟
源公:佐藤蛾次郎
馬場:イッセー尾形
御前様:笠智衆
ポンシュウ:関敬六
巡査:武野功雄
車掌:笹野高史
宿の女中:西川ひかる
部長:園田裕久
ヘルマン:マーチン・ロシュバーガー
ポンシュウの仲間、テキヤの若い衆:出川哲朗
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