コックサッカー・ブルース
コックサッカーブルース (集英社文庫) (1994/03/18) 村上 龍 商品詳細を見る |
ロバート・フランクによって監督されたローリング・ストーンズのドキュメンタリー映画。上述の曲のタイトルを題名としたこの映画は、『メイン・ストリートのならず者』リリース後に行われた1972年の北米ツアーを記録している。
1972年のストーンズ北米ツアーは1969年のオルタモントの悲劇(ファンの黒人青年が会場警備のヘルズ・エンジェルスによってナイフで刺され、殴り殺された事件。)以来の彼らのツアーであった。ツアーは実施前の予想通り、エネルギッシュなステージが連日繰り広げられた。バックステージではメンバーによる放蕩、淫らな快楽におぼれる姿が記録された。
本作はフイルムを装着した数台のカメラを周りに据え付け、誰でも撮影が出来るようにして制作された。観客は本作の中で楽屋で繰り広げられるパーティ、麻薬の使用、ローディーたちの悪ふざけ、グルーピーとストーンズの乱痴気騒ぎを見ることが出来る。
本作はバンドの非合法活動の様子などが記録されているため裁判所命令により上映が禁止されているが、様々なブートレグが出回っている。
この映画についてミック・ジャガーは「ライブの模様をもっと多く収めてほしかったのに、監督のロバート・フランクが勝手に編集したのが気に入らなかった」と語っている(2008年12月のインタビューにおける発言)。
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