叛女・夢幻地獄
足立正生監督と共に若松プロを支えた大和屋竺が主演を務め、怖い女性に翻弄される情けない男演じたエロティック・ドラマ。スーパーを営む国太郎は、婿養子であった。妻の実家、本居家には莫大な財産があるが、金を手に入れるためには、義母の前でセックスし、「おまえの体の中身は何か」という問いに妻が正解を出さなければならない。しかし、妻は一向に正解が出せないでいた。国太郎は、スーパーに勤める店員に愛人をつくっていた。その愛人がたわむれに出した答えは、「私しかいない」であったが、国太郎がこれを妻に吹き込み、今度こそ財産を手に入れようとする。しかし、妻が精神に異常をきたして・・・。
大和屋竺
谷身知子
天野照子
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私は人魚の歌を聞いた
《松竹》パトリシア・ロゼマ監督 シェイラ・マッカーシー/ポール・バイヤージォン 私は人魚の... |
トロントで独り暮らしをしているポリー(シーラ・マッカーシー)は31歳。タイプを打つのが大の苦手のキャリウーマン落第生の彼女は、パートタイムの秘書の仕事をあちらこちらで得て自活している。そんなポリーが今回得た職場、アートギャラリー“チャーチ・ギャラリー”は趣味の写真に入れ込んでいる彼女にとって願ってもない芸術的環境だった。しかしポリーは、ギャラリーのキューレーターで何か秘密めいたもののあるガブリエル(ポール・バイヤージォン)の中年女性の美しさと芸術への深い愛に惹かれてゆく自分を発見し大いにうろたえる。ポリーの生活は今やガブリエルとそれを取り巻くあらゆる事象に影響をうけ始めていた。そんな彼女にはガブリエルと性的関係にある女性メアリー(アン・マリー・マクドナルド)の存在が少し気にかかる。ガブリエルの誕生パーティの夜、ポリーはガブリエルから彼女が描いたという絵をみせられ、その美しさにすっかり魅了される。
Sheila McCarthy シーラ・マッカーシー (Polly Vandersma)
Paule Baillargeon ポール・バイヤージォン (Gabrielle St Peres)
Ann Marie McDonald アン・マリー・マクドナルド (Mary Joseph)
John Evans (Warren)
Brenda Kamino (Japanese Waitress)
Richard Monette リチャード・モネット (Critic)
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ふたりは友達? ウィル&グレイス
ニューヨークを舞台に、ゲイのエリート弁護士のウィル・トゥルーマンと、インテリアデザイナーのグレイス・アドラー、グレイスの助手カレン・ウォーカーとウィルの友人ジャック・マックファーランドの4人が繰り広げる騒動を描く。カレンのメイドであるロザリオも重要なキャラクター。
ウィル・トゥルーマン(日本語吹替:堀内賢雄):エリック・マコーマック
ニューヨークに住むスマートなゲイ弁護士。グレイスとは長い付き合いで無二の親友。コロンビア大学に入学し、パーティーに潜り込んでいた当時高校生のジャックと出会うまで、20年近くストレートのフリをしてきた。カミングアウトの前にグレイスとストレートのふりをしてデートをしており、グレイスとはそれが原因で1年近く絶縁していた経験もあるが、現在では親友を超えた関係にある。全てにおいて完璧な人間を演じたい願望があるものの、実は表層的な部分も持ち合わせる。かつては個人事務所を持っていたが、表層的な性格が災いして潰してしまった。その後、大手の弁護士事務所「デューセッド&スタイン」にスカウトされて入社し、それがきっかけで、ウォーカー家の顧問弁護士となる。髪が後退してきていること、頭が大きいことをカレンやジャックにからかわれ、本人もかなり気にしている。カレンとは対照的な性格をしているため、ドラマの序盤ではカレンとうまくいっていなかったが、グレイスとジャックの行動を通じ、いつの間にかそこそこの関係になった。7年間付き合っていた彼氏と別れた所からドラマは始まり、中盤に複数彼氏が出来る。終盤には、元彼であるヴィンスと関係を戻す。
グレイス・アドラー(勝生真沙子):デブラ・メッシング
ニューヨークに自分のデザイン事務所を持つ有能なインテリア・デザイナー。ユダヤ系のアメリカ人で、普段からそれとなく、ユダヤ教徒、ユダヤの行事などには興味をし、自らの信教にかなり熱心である。性格は明るいが、神経質なところもあり、実は物凄くワガママで自己中心的。普段は、とても良識のある人間像を理想としているものの、言動が一致しない。結局、自分がよければ他人はどうでもいいところがあり、その意味では共通点があるカレンやジャック、それを受け入れてくれるウィルと、上手く関係を結んでいる。実生活ではウィルなしでは生きられない程だらしのない女性だが、美人な上に根が素直で、純粋な性格のため誰も憎めない。ドラマの序盤でフィアンセのダニーと結婚するはずなのだが、ウィルの意見で結婚式当日に結婚を取りやめてしまった。大笑いをすると、「フゴッ!」と鼻がなってしまう癖がある。また、ファッションを楽しんでいるようにも思えるが、どこかずれたファッションをしているので、カレンからはいつもダメ出しをされている(ただし、デブラ・メッシング自身が実生活で、アメリカのゴシップ雑誌にファッション関係の写真として頻繁に掲載されているので、それを皮肉っている節がある)。その後、数人のボーイフレンドと付き合うものの長い間上手くいかなかった。遂にユダヤ系の医師レオと結婚したが、レオの浮気でそれも短期間で破綻。ドラマの終盤では妊娠と出産を経験(演じたデブラ・メッシングも実際に妊娠していた)。
ジャック・マクファーランド(本名は、ジョン・フィリップ・マックファーランド)(三ツ矢雄二):ショーン・ヘイズ
エキセントリックでお喋りなゲイ。舞台俳優・シンガー・ダンサーを目指しているが才能はイマイチで、基本的に無職。表層的な性格、お金や高級品が大好きなところが一致するため、カレンと大の仲良し。なぜか自分をスーパーゲイだと勘違いしているのと、天然を通り越して極度の楽観主義者なので、どんなに不利なことも自分の都合のいいように解釈してしまう。更に、何事にもいい加減な性格のため、合衆国国税局から税金の無申告を指摘され、最後通牒の手紙が届いても、ウィルが大慌てをしたのとは対照的に全く無関心であったほど。極度のオネエなため、小学校時代、「ジャック・マクフェアリーランド」(フェアリー=英語の隠語で「オカマ」に相当)と渾名をつけられて、いじめられていた経験から、学校が大嫌い。ステディな彼氏は存在せず、複数の男性と取っかえひっかえ付き合っては別れている。常にファッションと見た目に気を使い続けており、ウィルのクローゼットから無断で何でも拝借してしまう。反面、ウィルを友人として大切に思っており、ウィルをゲイとして自覚させるために奔走したのは彼だった。いつもウィルをいじって喜んでいるが、カミングアウトをした頃のウィルに恋をしていた。結果的にはウィルに「弟にしか見えない」と言われ振られてしまったので、素直には表現していないが、未だに心の底でウィルに対する想いを募らせているような場面は随所に見られる。なお、ドラマ中盤では看護師の才能があると気がつき、カレンとウィルの応援もあって看護学校に通うことになったものの、結局、看護士にはならず、ゲイ向けテレビ局の社員に落ち着く。
カレン・ウォーカー(安達忍):メーガン・ムラーリー
グレイスの助手。大金持ちで、給料の小切手を貰っていても現金化しないことを暗黙の了解としている。パソコン・ファックスなど機械類は物凄く苦手なため、仕事は全然しない。また毒舌で、毎朝仕事場に来るとグレイスのファッションをけなし、そのことを生き甲斐としている。社交界では顔がかなり広く、グレイスに大口の顧客を紹介し、結果的にグレイスを助けることもある。かなりのファション通、ナイスボディで甲高い声の女性。グレイスに「仕事中に連邦法に違反するのはもう終わったかしら?」と皮肉を言われるほど、ある種の「薬」の大ファンであり、常に服用している。また、アルコール依存症に近いことをウィルにもネタにされている。母親が根無し草で詐欺に近い行動を生業としていたため、長い間絶縁状態にあったが後に和解。その割には、自分もお金目当てでスタンリー・ウォーカーと結婚した。お金目当ての結婚と言い張っていたものの、夫スタンを心の底では愛していた。スタンが心筋梗塞を起こした時も影では相当な心配をしており、スタンが亡くなった時も深く傷ついていた。育った生活環境ゆえに大学を中退し、あまり知識がなさそうに見える反面、普段は披露することはないが、実はビジネスに関して知識が豊富で物凄く詳しく、グレイスの事業拡大を冷静に専門知識を駆使して分析し反対したこともあった。いつもグレイスを何かとけなしているが、実は彼女を尊敬している。素直ではないため「お金持ちで暇をもてあましている私が暇を潰すところなんていくらでもあるのに、なぜ私がグレイスの事務所にいるのかわかる?」と吐露している場面もある。メイドのロザリオとはいつも口喧嘩をしているが、切っても切れない親友を越えた仲。ヒスパニックであるロザリオに対しタブー視された人種主義的な発言を歯に衣を着せず言うことができるキャラクターはカレンのキャラクターならではの特権と言っていい。なお、ストレートの女性という設定ではあるものの、バイセクシュアル的な行動を見せることもある。
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